
話題のミステリーショッピング、という単語を聞いたことがありますか。
一見、ちょっと楽しそうなツアーを連想するかもしれませんが実際にはこれはマーケティングの手法の呼称です。
飲食店やアパレルショップなど、顧客と対面するようなサービス業において、顧客に扮した調査員が、一般の顧客と同じように振る舞いながら、従業員のサービスを受けながら、サービスの質や立ち振る舞いなどを評価する調査方法です。
顧客視点の側から従業員のサービスを確認することによって、改善点を洗い出すことができる、といった点や、特に不誠実な従業員が、明らかに調査だとわかるような手法をとった場合、その時だけまじめにサービスを行うといった行為をさせず、普段通りの接客を行っている様子を評価できる、という意味で大きな意味を持ちます。
また、一度ミステリーショッピングの対象となった相手は、いつ、またどのタイミングで顧客に扮した調査員が入ってくるかわからない、という緊張感を持つため、実際にはその後は行わなくても継続的な現場の気を引き締める効果も期待できます。